専業主婦をわざわざバッシング、その動機は「嫉妬」ですよね。

女性活躍推進の影響で、専業主婦を否定する風潮が世の中に生まれてしまったみたい。お陰で家にいることに罪悪感を抱かなければならなくなるとは。

どうして皆、自分を育ててくれたお母さんのことを、そんなに必死になって批判するの?

  • どうして自分のお母さんを否定するの?
  • 会社員という働き方は子育てに向かない
  • 家事の外注って余程の高給取りしか利用できなくない?
  • 専業主婦を憎むワーママ達(と一部の男性)
  • 旦那の家事なんて、子供のお手伝いよりヒドイよ?
  • 専業主婦は意外と大変な面も
  • 数年だけなんだから、覚悟を持ってやってみなよ?
  • 育休デフォ 2 年にしても、皆早く戻ると思うよ?
  • 「やらされている感」を無くせば嫉妬は生まれない
  • 「正社員以外の正解」を見つけよう?
  • 子供の寂しさはどうやって埋めるのか

どうして自分のお母さんを否定するの?

私の母親は専業主婦だった。私はそれが幸せだった。

外でどんなに嫌なことがあっても、家に帰れば必ず自分の居場所があったこと。温かい食事やお風呂、お日様の香りがするお布団、綺麗な部屋がいつも用意されていたこと。それは陰でお母さんが努力していた結果。

主婦は働いていないのではなくて、家の仕事を人よりマジメにしている。

私は自分の親を尊敬しているし、幸せだった日々を否定する理由も無い。だからその道を選ぶ人達を否定したくないし、会社が子供から「家庭」を奪うことにも反対。

「専業主婦はダメ、働きなさい」と主張して来る人は、子供を誰もいない家に帰らせたいのだろうか。

それで本当に幸せ感じているのなら、人に勧めるのもわかるけど…。

もしかして自分のお母さんが専業主婦で嫌だったとか?

だとしても、なぜあなたが人様の人生に口出しする必要があるのか。色んな生き方があって良いし、無償の労働だってたくさんあるでしょう。

会社員という働き方は子育てに向かない

だって育児しながら会社勤めするのって、すごく大変じゃない?「優良企業に勤めている人」や「親のサポートがある人」には当てはまらない話だけど、親にも旦那にも頼れない母親が外で働くのは大変。

ほとんどの会社において、会社員は会社に滅私奉公することを求められる。家庭を顧みることが許されない。会社員という働き方は子育てに向かない。

ひと昔前はそれで問題無かった。同居している祖父母がいたから。それに昔は小さな商売や農家も多く、会社員以外の働き方をしている人も多かった。その頃に子育てしていた人達や、子育てに参加すらしていない男性から見たら、育児の何が大変なの?って感じかもしれない。

けど今は核家族が中心。そして父親も母親も会社員。家には人がいない。「おばあちゃん」や「お父さん」が頼れない母親は、困った時は全部一人で何とかするか、仕事か育児どちらかの手を抜かなきゃしなきゃならない。

母親を雇用しようとする人達は、それを意識していなくない?子供の熱で帰宅する母親は好きでそうしているわけじゃないし、子供のことが心配なのに残業していたりするんだよ?

「ちょっと抜けます」とか、やや流行ってきた「子連れ出勤」とかが、カルチャーとして浸透して行けば、もっとお互い気持ちが楽になるんじゃないかな。気の置けない人ばかりの小さな企業だと結構あるんだよね、そういうの。

家事の外注って、余程の高給取りしか利用できなくない?

うちも例に漏れず、旦那は毎晩長時間残業、休日出勤も多く、休みを取るのも簡単じゃない。祖父母の助けもゼロ。そんな状況で両親共に長時間労働を … と考えるとゾッとする。

だから時々条件の良い仕事を見るけど、「正社員、残業あり」という時点で面接を受ける気になれない (そんな求人に対して「パートでも良いですか?」なんて電話、私にはできない)。

周りで正社員を続けている家は全員、祖母が子育てに参加している。かつ時短の人が多い。もし私がその人達と同じことをしようとすると、高額な家事外注サービスやファミサポを利用しなければならない。利用するにしても 事前予約が必要なので、実質使えない。急な時こそ助けが必要なのに。

家事サービスは産後に利用したことがあるけど、 1 時間 3,000 〜 6,000円くらいするんだよね。本業でそんな給料稼いでいる女性が一体どれだけいる?自分の給料より高いと思ったら、気合で頑張ろうとするよね。もっと家事サービスが利用しやすくなれば良いな。

専業主婦を憎むワーママ達(と一部の男性)

そもそも共働きせざるを得ない時代なのに、旧体制の会社が多すぎるから大変になっちゃうんだよね。求人はフルタイムばかりだし。

両親がサラリーマンだと子供は他所で見てもらうしかない。子供の顔を見るのは、朝と寝る前の僅かな時間だけ。バタバタしていて余裕がない。子供の病気よりも、会社で自分の肩身が狭くならないかが気になる。仕事をするからには責任を持ちたいのに。家のことも本当はちゃんとやりたいのに。そして家事・育児のことをいつも考えているのは女性だけ。

そんな風に全てを一人で担ってボロボロになったワーママの感情の矛先が、「楽そう、幸せそうで羨ましい相手」である専業主婦へ向かう。本当の敵は自分を使い潰す会社なのに。人を傷つける暇があったら、今の状況に疑問を持って、改善するための働きかけをした方が良い。

バッシングしている人の中には、働きたくない男性もいる。「主夫になったら家でゲーム三昧!」とでも思っているの?現実の主婦は、布団を干したり床を磨いたり、マメマメ家事しているんだよ。一日中、子供の要求に応えながら。家事・育児を低く見る人は、だらしない親に育てられたか、自分で全てをやったことが無い人。

主婦という存在は家族のためにはなっているけど、国にとっては税金を取れない邪魔な存在なんだよね。「女性活躍」と銘打って尻を叩き、罪悪感を抱かせて家から追い出してやれ。そんな作戦に庶民達はまんまと乗っかり、右倣えの批判を唱えていて怖いよ。私達の親世代の頃は真逆のことを言っていたのに。本当に、いいように踊らされている。

こうやって人を徹底的に叩く風潮、日本という国がだんだん貧しくなって来た証拠なのかな。金銭的にも、心までも。

旦那の家事なんて、子供のお手伝いよりヒドイよ?

主婦だけでなく、家事や育児は全ての大人にとって当たり前のこと。もちろん男性にも。

だけど「男女平等」「共働き」「家事を分担」って、一体どこまで一人でやる気?

旦那に頼んで、責任持って毎日続けてくれることってある?うちは無い。いちいちアラート出さなきゃならない。アラート出してもやらない。なら自分でやるわってなる。

それに子供のことって、思った以上に色々と調べたり考えること無い?それ全部旦那とシェアしていたら、本業が回らなくなるよ。ここ、旦那に協力を仰げないなと思うポイント。役割分担が必要。

「会社員と専業主婦」みたいに外のことと内のことを分担するのは、効率が良い方法だったんだね。今の母親って、「職責が決まっている大企業から、何でもやらなきゃ会社が回らないブラック企業に転職した状態」に見える。

片働きだとリスク管理が・・・と言うけど、そのために保険だってあるんじゃん。

専業主婦は意外と大変な面も

確かに専業主婦は幸せだと思う。「子供といたい」という母親の一番の願いを叶えているのだから。仕事上の嫌な人間関係も無いし。精神的な幸せ感は大きそう。

あと「仕事をするか/しないか」、「子育ての仕方」、「生き方」を選べるという環境が羨ましい。

けど正直、仕事の方が育児より体力的には楽なんだけどね。もちろん仕事や子供の性質にもよるけど。子供が動き出すようになり、要求が増して来るとだんだん大変になる。

それに会社には同僚がいて小さなお喋りをしてストレス発散ができるけど、専業主婦には話す相手がいない。旦那さんの帰りも遅く、顔を合わせない日もザラにある。人と話せないって、結構うつになりやすい。

あと、専業主婦になることを自分で選んでいるわけじゃない人も時々いる。

更に言うと、専業主婦だからといって旦那の稼ぎが良い人ばかりではない。余計なものは買わず、お金を使う代わりに自分の労力を費やして頑張っているのが普通だと思う。だって旦那が汗水たらして稼いできた金を、湯水のように使えるだろうか。

数年だけなんだから、覚悟を持ってやってみなよ?

専業主婦になるために必要なのは多くの場合、旦那の収入の高さじゃなく自分の覚悟

専業主婦が羨ましくてバッシングする人は、自分も覚悟を持ってやってみたら良い。意外と大変なことを知ると思う。それでも幸せには代えられない。

旦那さんが普通に働いている家庭で数年間仕事が捨てられない、というのは自分に覚悟が無いから。その会社辞めても、ブランクあっても、仕事なんか必ず見つかるから。

あなたの人生が会社と共にある必要がどこにあるの?行動しよう。

育休デフォ 2 年にしても、皆早く戻ると思うよ

ちなみに超個人的な意見では、1 歳半〜 2 歳頃が子供が自立する (保育園なりに通い出す) 適期なのかなーと思ったよ。歩き出すと本当に相手が大変!だんだん昼寝もしなくなるし。体力的に大分苦しくなって来るよ。

あまり長く休むと、自分のモチベーションを保つのが難しいし。何しろ自分を駆り立ててくれる会社や上司、癒やされたり切磋琢磨できる同僚という存在が無いんだもの。

ということで、早く預けて働いているお母さんは「3 歳まで見たかったのに…」と肩を落とす必要は全く無いと私は思う。子供の世界を広げてあげたんだよ。

ただ育休は、デフォルト 2 年以内で選べるようにして欲しいよね。もう私関係ないけど。きっと 1 年半くらいで戻る人が多いと思うよ。育休の件はこちら → 育休延長、本当の動機

育児は幸せだけど、大変で孤独だし、「早く戻りたい」って思えるくらい仕事を生き甲斐にできるのって素敵だよね。

皆にとってそうであって欲しい。負の力で母親を社会へ引きずり出すのでなく、「今が適期だな」と本人が納得した時に社会に戻ってもらえたらいいよね。

働きながら子育てしやすい世の中になると良いな。

「やらされている感」を無くせば嫉妬は生まれない

嫉妬が生まれる原因は、「やらされている感」。ワーママの専業主婦への嫉妬はしょっ中聞くけど、反対はあまり無いんだよなあ。専業主婦は最近の世論のせいで自己肯定感が低く、ワーママのことを「すごい」「羨ましい」と思っている人が多いから。

私なんかワーママと専業主婦どちらの気持ちもわかるから、どちらにも悪い感情なんか抱かないし、子供を預けることにも抵抗無いよ。うちは多分どちらかというと貧乏だけど、私も仕事を辞めなけば生活できるし。

このブログを始めた一番の動機は「立場の違う人達の対立を無くしたい。究極その立場自体を無くしたい」ということ。とりわけ「子供と一緒にいたい」母親の気持ち、「働きたい」という社会人としての気持ちを大切にできる社会になって欲しい。この願いが国を動かす人達に届いて欲しい。

「正社員以外の正解」を見つけよう?

「そもそも働きたくない人」というのは、その人自身の問題なので置いておいて。何度も言うけど、会社員、特に正社員は本来、「家事」と「育児」を持たない人向けの職業。そんな職場の環境を変えないまま、女性に全てを押し付け「働け」と言っても、誰も幸せにならない。

「本当は子供を優先したいのに、仕事のせいでできない」と悲しむママが減って欲しいと思う。だから私は一見時代の流れに逆行するように見える意見を、敢えてたくさんここに書いている。

だけど会社よりも家族が大切なのって当たり前じゃない?待ち望んでいた可愛い盛りの子供と一緒にいたいの、当たり前じゃない?なのに世の中の雰囲気のせいで本音で生きられないなんて、つらすぎるよ。

人を叩くことで自分の不満を何とかしようとするんじゃなく、心の中にある自分の望みを認めて、「じゃあ、どうしたらそれを叶えられるのか?」そこを考えない?「フルタイム正社員以外の正解」見つけない?

今あなたがしている言動が、この先の世の中や子供達の価値観を作って行くんだよ。どうしたら良い世の中になるかな?私はそっちを議論したい。

子供の寂しさはどうやって埋めるのか

少し前までの世代は専業主婦の方が多く、「お母さんが働いていて寂しかった。だから自分は専業主婦に憧れる」という若い女性も多いようね。

これに対して「これからは逆転するよ」と書こうかと思ったけど、やっぱり書けなかった。

子供はお母さんが大好きで、お母さんと一緒にいたいんだよ。だから、「早く早く」と追い立てられ、よそに長時間預けられ、よく病気もして苦しい。そんな寂しさは他の何でも埋めることはできないんじゃないかな。

誰かを傷つける意見だと思うので、謝っておきますが。

専業主婦をわざわざバッシング、その動機は「嫉妬」ですよね。」への2件のフィードバック

  1. 今月入籍して専業主婦になりましたともこと言います。元々看護師をしていてバリバリ総合病院で5年間働いていました。医師の方とご縁があり主人の地元の地方の大学病院に勤務することになり退職しました。周囲からも玉の輿やこれからは仕事しなくて楽でいいねと言われ落ち込むこともありました。家族からも専業主婦になれない人もいて死ぬ気で働いてる、子供が大事でも働いている、お前は夫に依存するなと言われ、働かないことが悪く自分を責める日が続きました。
    私は働いていた頃の周りの方は共働きが多く、幼児期のお子さんがいながら毎日夜遅くまで働き家事育児に追われている方を見てきました。とても自分にはできないと思いもし結婚したらどうなるんだろうと独身時代から働き方を悩んでいました。
    主人と相談し子供ができたら小学校に上がるまでは専業主婦をして子供との時間を大切にしていく方針になりました。精一杯努めたいと考えています。
    このサイトを見て私は人の目や意見を気にしすぎて専業主婦になる覚悟が足りなかったと思いました。育児家事をし温かい家庭をこれから築けるように頑張りたいです。
    とても勇気をもらえました。ありがとうございます。

    1. うわー嬉しい!嬉しいコメントありがとうございます。気持ちが届いた人がいて嬉しいです。
      ご結婚おめでとうございます♫♫♫♫♫♫めでたい話でダブルで嬉しいです。

      ともこさんは看護師さんなんですね。私の周りの話ではありますが、看護師の資格を持っている人は強いです。仕事を辞めてもまた仕事が見つかるし、引越先でも仕事が見つかるし、保育事業で起業した人もいるし、食うのに困らないようアラフォーから看護学校で学び直して看護師デビューした人もいます。

      とはいえ休む期間が長くなれば、それだけ良い条件で復帰するのが難しくなるし、距離が離れるほど気持ちも離れるように、その仕事へのモチベーションを維持するのが大変になると思います。

      ただ、良い条件で復帰できる人に共通しているのが、今は子育てをメインにしているけど、”その仕事へのモチベーションを失ってはいない” って所なんですよね。「意志あるところに道は通ず」なんですよね。

      ↓専業主婦16年からイケてる会社へ復帰された方のインタビューです。力出ます。
      https://woman-type.jp/wt/feature/8945/

      それぞれの家庭で話し合って決めたことが正ですよ。外野で色々言う人がいるために、「専業主婦でごめんなさい」と思わされている人もいるので、この風潮は危険だと思って意見を書きました。読んでくださってありがとうございました。

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